ニットに穴が開いたらどうしていますか?
お気に入りのニット、思い入れのあるニットはなるべく長く大切に着たいものですね。
そんなニットに穴が開いてしまったたり、ほつれてしまったときはどうしていますか?
あきらめて捨ててしまう方も多いかと思います。
ニット修理ができるところは、衣類修理・リフォーム専門店、クリーニング店の衣類修理などは身近にもあります。また、ネットで検索するとニット修理専門店もあります。
まずはお近くの修理店で修理方法や料金を相談してみてください。
1.穴の開いた箇所を摘まんで縫う。
一番お手頃な値段で修理ができます。お店にお願いする場合は、数ある糸からニットに合う素材、色で補修してもらえるのが利点です。穴は塞がりますが、摘まんで修理した跡は目立つ場合もあります。
2.別の糸で穴を塞ぐ。
同じような素材、色の糸を使い編んで修理。糸の違いはありますが、ニットの色目、デザインによっては目立たない場合もあります。
3.ニット自体の糸を調整して修理。
穴の箇所からそのニットの糸を調整して修理します。ニットに多少糸の痙れが出る場合がありますが、よく見ないとわからない程度です。綺麗に補修するには熟練の技が必要です。
今回は、3.のニットの修理例をご紹介します。
まず、衣類修理専門店に相談。上記 3. の修理は、専門の技術が必要なため専門部門にて修理とのこと。しかし、ハイゲージのニットの修理はその中でも難しく不可となりました。また、ネットで検索したニット修理専門店でもハイゲージの修理は受けていただけませんでした。
そこで、購入した店舗に相談。紹介されたニット修理専門店(下記に紹介)にて修理をしていただきました。出来上がりはご覧のとおり、想像以上に綺麗に直りました。
裏面はこのような感じです。調整した糸はわかりますが、突起はまったくありません。修理跡に玉結びのようなものが残ると肌触りが変わって残念ですよね。肌触りも元通りです。
そろそろニットの季節になってきました。久しぶりに冬物を出して、虫喰いやほつれを発見したら、一度お近くのお店で修理について聞いてみてください。
* ゲージとは編み機の針の密度を表すもので、1インチ(約2.54cm)に何本の針があるかです。ハイゲージニットは、1インチに12本以上の針で編んだニット、つまり、細かい網目で細い糸を編み、さらっとした表面になっています。一方、ローゲージニットは編み目が粗く、編み目がはっきりわかるざっくりとしたニットです。
写真で紹介したニット専門お直し店
株式会社 フィットニット様